エルドハイム・チェスター病の治療のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究

2015年1月9日

 

研究責任者 リウマチ内科 教授
氏名 竹内 勤

実務責任者 総合診療科 助教
氏名 菊池 潤

 

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、竹内勤までご連絡をお願いします。

 

1 対象となる方

西暦2000年4月1日より2014年3月31日までの間に、リウマチ内科にてエルドハイム・チェスター病の診断のため通院し、診療を受けた方

 

2 研究課題名

Erdheim-Chester病に関する疫学調査(多施設共同後方視的調査研究)

 

3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部リウマチ内科学教室・慶應義塾大学病院リウマチ内科
東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科
東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科
大阪大学医学部附属病院 皮膚科
神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科
独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター

 

4 本研究の意義、目的、方法

エルドハイム・チェスター病(Erdheim-Chester disease;以下ECD)は非ランゲルハンス細胞性組織球症の一型で、世界でも数百例しか報告がない比較的稀な疾患です。全身に浸潤した組織球により骨痛、腎不全、心不全、肺線維症、尿崩症、眼球突出など多彩な症状を呈すことが知られています。稀な疾患なため、発症から診断までに数ヶ月から数年を要することも多く、また治療に関してもインターフェロンアルファ(IFNα)などの有効性を示す少数例の報告があるのみで、標準的治療は確立されていません。このようにECDについて不明な点が多くあるにも関わらず、病変部位の多様性、診断の困難さから担当診療科が多岐にわたり各科が別個に診療することが多く、これまでまとまった病態解明の研究は行われていません。そこで本研究では国内で初めて複数の科で協力し、ECD症例を集積し、有病率や臨床症状、病変部位別の頻度等の基礎的なデータをまとめ、本邦におけるECD診療の実態を把握します。さらに、得られたデータより発症関連因子や予後関連因子などの解明を通じて重症度分類の確立、治療指針の作成を行い、ECD患者さんの診断および治療の一助とすることを最終的な目標としています。

 

5 協力をお願いする内容

この研究では、あなたの診療記録から臨床情報を調査し、個人情報を含まない形で、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科に提供し、解析します。

 

6 本研究の実施期間

西暦2015年3月1日〜2019年9月30日

 

7 プライバシーの保護について

1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
3) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、倫理委員会に承認された破棄時点で完全に抹消します。
4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

 

8 お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
電話番号 03-5363-3786 (リウマチ内科医局)
対応時間 8:30 – 16:30

 

以上