きょうのカンセツQ&A
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回答
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関節リウマチの発症には遺伝と環境の両方が関わっています。病気には、一つの遺伝子の異常が一つの病気の発症に強く関わる単一遺伝子疾患と、多くの遺伝子の違いと生活環境がそれぞれ少しずつ病気の発症に関わる多因子疾患がありますが、関節リウマチは後者です。すなわち、ご両親のどちらかが関節リウマチ、あるいはご親戚が関節リウマチであるからと言って、高い確率でお子さんの世代でもリウマチを発症するわけではありません。
関節リウマチでは、遺伝的な因子は発症に30-60%程度関わっているとされ、そのうち約半分がHLA(ヒト白血球抗原、全身の細胞に見られる血液型の様なもの)によるとされています。環境要因としては、喫煙、歯周病、女性ホルモン、ウイルス感染などがあげられます。喫煙は特に男性で2-3倍発症率が高くなるという報告もあります。避けられるものは避けたほうが良いでしょう。