学会報告

当研究室員が参加した学会についてご紹介します。

欧州リウマチ学会(EULAR) 2022


2022年6月1日より6月4日まで、デンマークのコペンハーゲンでEULAR2022が開催されました。今回も現地とオンラインのハイブリッド開催ではありましたが、COVID-19の流行も一段落し、会場はたくさんの人で賑わっていました。

歴史ある建造物に囲まれた美しいコペンハーゲンの街並みは、日々の喧騒(仕事)を忘れさせ、癒やしの一時をもたらしてくれました。現地会場はワクチン接種を条件にノーマクスでの参加が可能で、多くの人がマスクをせずにディスカッションをしている様子には衝撃を受けました。

初日は関節リウマチ、ANCA関連血管炎、脊椎関節炎の3領域に関しEULAR recommendation updateの報告があり、多くの聴衆が参加していました。特にANCA関連血管炎はavacopan等新たな薬剤の反映、ステロイド減量に関する推奨など変更点が多かったように思います。

私自身は

演題:Efficacy and safety of adalimumab with low and high dose-methotrexate in patients with rheumatoid arthritis with inadequate response to methotrexate: the randomised controlled MIRACLE study

をoral presentationさせていただき、アダリムマブ開始時のメトトレキサート減量で非減量と同等の効果を得られる一方、安全性は優れている旨報告しました。思っていたよりも大きな会場で久々の海外学会での発表という事もあり緊張しましたが、多くの先生方に激励していただき、なんとか発表を終える事ができました。

本学会には教授を始めposter tourに選ばれた先生、現地での2日半のキャピラロスコピー講習会に参加した先生、医師4年目の若手の先生など当科からも多くの先生が参加され、皆で大変充実した時を過ごす事ができました。

2019年のマドリッド以来3年ぶりに現地の熱気と文化に触れ、新たな視点でこれからも頑張って行こうと気持ちを新たにしました。

(玉井)

第66回日本リウマチ学会学術集会 2022

Photo. 感染対策を十分に行いながら、マスクをし、衝立越しに発表する演者


第66回日本リウマチ学会総会・学術集会が2022年4月25日~27日パシフィコ横浜で開催されました(オンデマンド配信2022年4月25日~5月31日)。

私は2019年度より毎年演題を発表させていただいているのですが、COVID-19パンデミックの影響により、現地で発表させていただくのは3回目にして初めての事でした。

International Concurrent Workshopで発表させていただきましたが、初の英語での発表・質疑応答で、発表前から緊張し発汗著明の10分間でした。発表後は座長の先生と直接お話させていただいたりと、短時間ではありましたが自身の発表以外の収穫も大きかったです。現地では会場の雰囲気を感じながらの発表で、リモート参加での画面を前に1人で話す発表とは大きく異なり、現地参加での発表の素晴らしさを感じる事ができました。

現地での開催を終え、この文章を記載している現在もオンデマンドの配信が続いており、現地で参加する事のできなかった発表も聴講する事ができます。

COVID-19パンデミックにより、久しく現地発表がない状態が続いていましたが、海外の学会ではすでに現地開催を中心としたこれまで通りの形式に戻りつつあるようです。今回の発表は現地発表・オンデマンド配信各々のメリット・デメリットを感じる機会となりました。

(石垣)