慶應 リウマチ・膠原病内科を選ぶメリット

当研究室で一緒にリウマチ・膠原病医として働きませんか。慶應リウマチ・膠原病内科には他にはない多くのメリットがあります。
全身の臓器・血管・神経などを巻き込むリウマチ・膠原病診療では、身体所見・検査所見・画像所見・病理所見・エビデンスなど多方面から診断・評価する力が非常に重要です。また、エビデンスやガイドラインを適切に診療に生かすために、論文や推奨背景を正しく時には批判的に理解する力を養うことも重要です。慶應リウマチ・膠原病内科では、さまざまなカンファレンス、回診、各臓器診療科との連携を通じて、しっかりとしたリウマチ・膠原病力が日々養われるよう工夫しています。

BED TO BENCH, BENCH TO BED

臨床と基礎を融合させ、質の高い医療と研究を実現させています。

腎生検

当科では科内の腎生検班が中心となり全身性エリテマトーデスやANCA関連血管炎などの疾患で腎生検を積極的に行っています。科内で腎生検を行う事で生検結果の理解も深まり、より適切なフィードバックを通して患者さんの抱える問題点を包括的に理解する事ができます。


筋生検

当科では形成外科や神経内科とも連携し、筋疾患に対する筋生検を主にリウマチ・膠原病内科医が施行しています。実際に自分で筋症状の原因となる筋の生検を行い、自分の目で病理を確認することで、疾患の理解を深めることが可能となります。

関節超音波

関節超音波検査や滑膜生検に取り組んでいます。全ての新入局員が関節超音波検査に触れる事で触診での診療結果と関節超音波検査を直接比較し、触診能力の向上にも役立てる事ができます。


皮膚所見の理解

膠原病では皮膚所見が重要です。当科では医局員が皮膚科で指導を受け、皮膚所見や皮膚生検所見を深く理解する事で診療能力の向上をはかっています。


キャピラロスコピー

爪の毛細血管は体外から確認できる数少ない血管です。全身性強皮症を始めとした膠原病では爪毛細血管の所見が重要な手がかりとなる事があります。当科では外来にキャピラロスコピーを常置し、爪郭毛細血管所見を積極的に確認しています。


ITの活用

当科ではITの活用に力を入れています。関節リウマチの患者様への問診および関節所見の記録をアプリケーションで行い電子カルテと連携予定です(DNAチップ研究所と共同研究)。また、慶應理工学部と共同で、画像から関節炎を検出するAIアルゴリズム策定に取り組んでいます。


多彩なカンファレンス

臨床・基礎の多彩なカンファレンスを通して、質の高い医療と研究を実現させています。

臨床カンファレンス

週2回、入院患者一人一人について上級医と主治医で共有し治療方針を検討します。治療方針の決定だけでなく、重要な臨床研究や最新のトピックスについても皆で共有します。


症例カンファレンス

毎週1回、教育的な症例、難しい症例などをとりあげて、深く掘り下げて議論し、実力を養成します。


病理勉強会

リウマチ・膠原病内科では様々な組織が診断や治療方針決定に役立ちます。2か月に1回、腎病理、皮膚病理などを専門医とともに勉強します。


リサーチミーティングと抄読会

週1回、医局員全体が集まり、研究の進捗を発表し、実験系の共有、アドバイス、研究の軌道修正などを行います。また、研究チームごとにさらに細かいミテーィングを行っています。同時に、基礎研究や臨床研究のトピック論文を取り上げて抄読会を行っています。


免疫統括センター

当院では免疫疾患に対して生物学的製剤治療を行うリウマチ・膠原病内科、消化器内科、皮膚科、整形外科、血液内科、眼科、呼吸器内科から医師が集まり、生物学的製剤に特化した治療を行っています。専属の看護師や薬剤師と連携し質の高い医療を提供しています。


風通しのよい雰囲気

当科は出身大学や研究室などで分け隔てなく、明るく風通しの良い雰囲気です。医局員通しの仲も良く、気軽に相談する事ができます。是非見学に来て医局の雰囲気を肌で感じてみてください。